Romax 2021 new release

高度な技術を汎用化、コラボレーションを可能に:Romax 2021リリースを発表

12/07/2021

Romaxは当社のソフトウェア総合パッケージの新バージョンRomax2021のリリースを発表いたします。このRomaxパッケージにはConcept, Enduro, Spectrum, Energy, Spin, Evolveが含まれます。2021年版ではシミュレーション全体に渡り新機能を搭載し、高度な技術を汎用化し、さらなるコラボレーションが可能となることを重視しました。

Dontyne社の技術を用いた仮想ギヤ製造

ギヤのシミュレーション-製造間におけるコミュニケーションを完結させる

ギヤの設計者と製造者の役割はお互いに非常に影響し合うにも関わらず、現在のギヤ設計プロセスでは両者のすれ違いが度々起こっています。ギヤ設計者がシミュレーションでよい結果を出す設計に決定しても、要求仕様どおりにギヤが製造されないことが起こっています。生産の段階でギヤ設計が変更される可能性がありますが、それは開発の遅れやコスト増につながり、またNVH、耐久性、効率性などの面で期待した性能を得るのが難しくなります。

この新バージョンではDontyne社のギヤ製造シミュレーション機能をRomax Enduroのギヤ設計解析ツールに組み込み、初めてギヤ設計・解析・製造を仮想空間で行えるようになりました。これにより開発コストの削減、市場投入時間の短縮が可能となり、また製造される製品への信頼性が格段に増すことでしょう。

VI-gradeで車室内NVHをシミュレーション

設計したパワートレインをリアルタイムに仮想試験走行、車室内音質を評価

エンジニアは製品品質、特に競争の激しい市場において他社との大きな差別化要因となる、NVHの改善に常に取り組んでいます。NVH改善のため、エンジニアはパワートレインの製造前に、パワートレインのノイズが車室内でどのように聞こえるのかを知る必要があります。更に、試作とテストの回数を減らすという難しい課題があり、そのためにまた、製品性能をよりよく理解する必要があります。2021年版では、VI-grade の技術とのインターフェースを拡張、ユーザーがCAE主導の設計アプローチを車両のNVHテストに適用できるようになりました。Romax Spectrumはギヤボックスや電動パワートレインのノイズ及び振動を正確に予測することができますが、現在はそれらを自動で計算、エクスポートして、VI-grade のNVHシミュレータで使用することもできます。シミュレータではテストデータとシミュレーションデータの両方を使用することによって、全ての音源から車室内ノイズを正確に表現する仮想ドライビング体験を提供します。複雑なシミュレーション結果を、誰もが理解できる方法で提供することで最先端技術を汎用化し、異なる部門間の協力や連携に役立ちます。

JMAG-Express とのインターフェース

機械ソリューションと電磁界ソリューションの統合

Romaxはこの15年間で、モータソリューションに関する機能を急速に向上させてきました。プロセスが大幅に向上した一方で、エンジニアは今もなお、汎用性の高い解析ツールを使用しながら、開発プロセスの初期から、電気モータの機械的性能をより良く理解するための方法を必要としています。Romax Evolveは、そうしたモータの耐久性、NVH、効率を機械シミュレーションするための汎用性の高い環境を提供しています。また、Romax Conceptは高速シミュレーションツールで、電動ドライブトレイン全体の開発初期段階で使用します。いずれも、モータの電磁性能についてオンラインで概念レベルのパラメータ設計を行う支援ツール、JMAG Expressへのインターフェースを搭載しています。これらのツールを連携させることで、設計反復を最も効率的に行うべき概念設計及び寸法などを決定する開発段階において、迅速かつ簡潔なワークフローを提供します。これにより、モータと電動パワートレインの効率性能を開発の初期段階から把握したいと考えているモータ設計者に、より高度なワークフローの統合を提供します。

Evolve JMAG express

その他強化された機能は以下の通りです。

  • 電気駆動装置における全エネルギー損失を計算するためのモータ効率マップの読込
  • 構造振動結果を音響結果と同時に確認、指向性ノイズの音源を把握できるよう、音響解析結果表示時にハウジング上の速度振動結果を表示
  • Romax Conceptに登録されている車両、トランスミッション、モータに関するデータを用いて、電動パワートレイン設計における車両性能や効率を予測
  • 有限要素解析速度を改善することで、モデル作成と計算時間を劇的に削減
  • SKFのクラウド計算サービスであるSKFベアリング計算をRomax社のソフトウェアに搭載
  • スチール製転動輪とセラミック製転動体のハイブリッドベアリング
  • 歯車装置のCAEモデルを交換するための標準ファイルフォーマットREXSファイルをインポート
  • 段スキューや偏心ロータを含むモータNVHワークフローの改善
  • より多くの最適化・パラメータ解析を可能にするバッチ処理・パラメータ試験の改善

新機能についてより詳しくお知りになりたい方は、開催予定のウェビナー(英語)にご登録ください。サポートアカウントをお持ちのユーザー様は、今回のリリースで発表された全ての主要新機能をオンデマンド・ウェビナーで見ることができます。ご質問等ございましたら弊社担当営業までお気軽にお問合せください。